Press "Enter" to skip to content

デザインについて

みなさんはスタバ好きですか?

ちなみに私はもっぱらテイクアウト派なので、打合せとか待ち合わせとか以外でスタバ店内でくつろいだりはしません。

少し余談になってしまいましたが、私は小洒落た空間が今は少し苦手になってしまいました。これからするデザインのお話しに少し関係するので冒頭でこんなお話しをしました。

さてデザインとは?ちなみに意味を調べるとデザインとは企画立案を含んだ設計あるいは意匠。と記してあります。意匠とは装飾や図案を形や色、模様、配置などを工夫することです。

ちなみにデザインは誰でも出来る行為です。無意識にいろいろなものをデザインしているはずです。しかし、一方でデザインは専門職でもあります。デザインには枕詞が付きます。例えばファッションデザイナーだったりインテリア、プロダクト、などデザインといっても分野が色々あり、その分野で正しくアウトプットするには専門的な知識や技術が必要です。

弊社は主に広告とブランディングのデザインの領域を最も得意としています。

最近ではアプリやツールの進化でプロとアマの境界が曖昧になってきているような風潮ですが、プロとアマではかなり表現に違いが出ます。

単純にかっこいいものやお洒落なものは、実は意外と簡単に作れてしまうのです。でも、例えばそれが広告デザインだった場合かっこいいだけでは本来の広告として機能しない可能性が高いです。あくまでも、ターゲットに訴求力のある表現をすることがプロとしての仕事です。しかもそこには様々な制約がついて回ります。予算、納期、政治的な絡みなど。仕事としてデザインに携わる人間は常にそういった難関をセンス、アイデア、スキル、そして根性などを駆使して立ち向かっているのです。

センスの差は仕方ないにしてもどんな状況下でも最高なものをつくるのがプロとしての務めです。センスもあるに越したことはないですが、なくてもある一定の高さまでは確実にスキルアップできる項目です。

また広告デザインは考えるが8割、アウトプットが1割、そして、ひらめき・運・他の要素が1割くらいかなぁと弊社では考えます。そうなんです!アウトプットにする作業は実はそんなにかからないのです(もちろん例外もありますが…)。アウトプットに時間がかかるのは、細かい作業が必要だったり、どうしても短縮できない作業があったりする場合だけで、それでも時間がかかるのはスキル不足か、前段階の考える作業を怠っているからだとほぼ断言できます。

次に提案数のお話です。よく3案と言われることが多い業界です(笑)。なんで3案なんでしょうか…。まぁ考察するに、本命案、代替案、捨て案だったりする場合が多い気がします。でも中には方向性の違う3案を提案される場合もありますが、圧倒的に前者が多く、クオリティに思いっきり差が出ます。でもクライアントはそれで複数の案が見られて安心するんでしょうね。ちなみにこの案出しは業界の悪しき習慣だと考えます。クリエーターは必ず1つのものを提案する前に何十案、何百案とトライアンドエラーを繰り返し、最終的にこれがベスト!というものを選びます(もちろんその中に方向性違いのものも考えつき複数の場合も多々あります)。クリエイティブにはデザイナーとなんちゃらディレクターという職種が一般的ですがきちんとディレクションするということは選択を決定する責任を持つということも含まれます。クライアントの顔色を伺い、その満足度をYESだけで満たすような会社は本当にクライアントのためになるような提案をしているのでしょうか?

というわけで弊社では基本的に提案数はこちらにおまかせしてもらうことにしてもらっています。もちろん希望に添えるように複数案を提案する場合もありますが、コミュニケーションを取っていけばこちらの意図を汲んでいただける企業様が圧倒的に多いです。またクライアントのその先に届くクリエイティブを心がけていますので、担当者の好き嫌いで表現を規制されないための案出しも対応はしますが、その場合ももちろん捨て案ではなく本命案をご提案いたします。

私がスタバの空間が苦手なのは、いかにも「私クリエイティブな人間です」感を前面に出している方が多く感じる(スタバでのMac率の高さ)のと、実家が喫茶店を営んでいたこともあり、コーヒーとタバコはセットの感覚が強く全面禁煙のスタバでは満足度が低いのです。レトロな純喫茶的な(あえてレトロにしているのではなく本当に古い感じ。周りを見れば常連客やスポーツ新聞など読んでたり、プレイボーイが置いてあったり)ところが私は好きです。まもなく都の条例で喫煙が更に規制されるのが悲しいですが